EXTERMINATION
〜強くあれ〜






ちとアレな雰囲気がぷんぷんするゲーム。
当初はデビル・メイ・クライを購入する予定だった。
しかし、かにえのこたろうが貸してくれるとの事で、違うものを購入しようという流れだったわけだが。
オープニングは、まぁ良し。スネーク教官いるし。
そして、デモが終わり、プレイしてみる。


バイハとメタルギアを足して2で割ったカンジ。


なんというか、動きの鈍いスネークに、ナイフバカのクリスを足したカンジな主人公。
それ意外にパラサイト・イヴの香りもほんのりとする。
なんにせよ、秀作とされるゲームをなぞって、『失敗しないゲーム』を目指したように思える。


つまり、よくあるパターン。


と、なると、これ系をやりこんでいるプレイヤーとしては、ツライよーな。
いくら深刻そーなストーリーを並べ立てられても、どうなんだろうか? そんなフィーリング。
などとブチブチ文句たれつつも、やってみる。
売りである「侵食」システムだが、そう難易度があがる要素でもない。
そう、このゲームの難易度は、別の部分に存在する。
たとえば、


トラップ発見。


解除方法わからず。


結局、突進、爆発。


という、ゲームが理不尽でなく、マニュアルが理不尽なのも珍しい。
最終的にトラップは解除でなく、避けて通るらしい。
また、ボタンで視点をかえられるが、その為には一瞬でもとまらないとダメ。
その上、移動はメタルギア方式。
前述したように、移動中に視点が変えられない、それがまた理不尽な死を招く。


走る。


バイハ風に視点強制変更。


1秒後、突然現れた穴にまっさかさま。


うーん、これは難易度というのだろーか。
その他にも視点が変えられない場所もあり、コンテナやハシゴ、ドアが見つけにくい。
ただでさえ見にくいマップなのに、どうしろと。
事実、俺がプレイ時間の半分は移動に迷って費やした。
撃ちまくりホラーとして得られる爽快感の倍以上に、苛立ちが止まらない。
では次にストーリーに突っ込んでみる。
このゲームにはあきらかに雑魚と言える敵がいる。
銃弾3発で簡単に死ぬゴキブリみたいなヤツ。
ストーリー開始直後、主人公デニスは、戦友ロジャーとともに行動してるのだが・・・


ロジャー、ゴギブリ相手に死亡。


なんなんだ、あんた。
オープニングじゃ、『強くあれ』とか言って、デニスに説教かましたくせに。
開始10分でこれである。
他にも、ぽこぽこ死んでいく隊員達だが、説明もなく、まるで映画版バトルロワイアル状態。
主人公デニスが突出して強いのか、他の連中が極端に弱いだけなのか。
慣れてくると、納得いかない、というより、ああそうなんだ、といった感じになる。
では、まとめ。


980円なら買ってもいい。


とてもじゃないけど、2週目なんてヤル気にならんねー。





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