「援軍は・・・援軍はまだか！？」
そのパイロットは、愛機ゲルググのコクピットの中にあった。
ガンダムという連邦のＭＳは予想以上の性能をもって、彼を着実に追い詰めている。
さらにその後方からは、ガンタンクなるＭＳから発射された砲撃が、断続なく続いていた。
「このままでは・・・くっ、連邦の犬どもめ！ 理想も掲げず、何が正義か！」
目前のガンダムは横へ横へとステップを踏み、ゲルググを周回する。
ゲルググもまた、同じ方向へとステップを繰り返す。
ゲルググのパイロットはじれていた。それが犯すミス。
「しまっ・・・」
ゲルググのビームがガンダムをわずかに外れ、スキを生む。
その機にガンダムがライフルを発射し、ゲルググに衝撃が走る。
「ぐあ・・・！」
すぐさま、ガンダムがビームサーベルを抜いた。
もう終わりだ、そう思った瞬間。
『味方援軍が現れました』
「助かった！ ドムか？ ズゴックか！？」
パイロットは、戦場に舞い降りた友軍機に注目する。
「・・・旧ザクっすか」
かくして戦場に、今日も悲しいドラマが生まれるのである。
連邦ＶＳジオンＤＸ
〜勝利の栄光を君に〜
そんなわけで。
やってますかー？
やってますねー？
上ですか？ 下ですか？ 右ですか？ 左ですか？
うるさいぞ、セイラ！
肌寒い冬のさなかに、こんにちわ。
さてさて、ガンダム。
複数ＶＳ複数が可能という対戦システムにより、人気絶超。
その上、機体も多く、バランスをとるというより、あえて違いをつけることが成功。
さすが原作モノを作らせたら無敵なカプコン様。
別にキカイオーや、スタグラがウ○コと言っているわけじゃない。
むしろ続編を出して欲しい。俺はいつまでも待つ。
じゃなくて。
今回は、ＤＸも出たし、鹵獲モードも出たので、紹介をふまえて、どんなゲームかを解説。
これを読めば、きっとヤリたくなるよ？
いや、やろうよ。面白いから。
マジメな話、初心者でも抵抗のない操作だし、何より視覚的にわかりやすいから。
ガンダムが知らないから、そんな理由で敬遠するともったいないじょ。
というわけで、機体のお話しを始めます。
当然、機体の紹介内容に差がありこ。
当然、誤解、間違い、勘違いもありこ。
当然、例によって攻略要素ナシなんで、そーゆーのは他のページで。
当然、そこらへんを了承して済んだカンジにお願いします。
全然、役に立たないかもねー。どうだかだかだか。
−連邦サイド−
〜理想、理想と・・・貴い犠牲なんて詭弁なんだよ！〜
『ガンダム』
連邦の白いヤツ、というフレーズで有名な機体。
コイツを相手にすると、ジオン兵の恐怖が身に染みる。
機敏、軽快、強力、凶悪・・・コイツを修飾する言葉に際限は無い。
その、禍禍しい闇の光を放つ銃は、戦場に生まれた悪魔の咆哮。
とにかく危険。
コストは高いが、見合うだけの性能を持っている。
あげくＤＸにいたっては、ビームサーベル二刀流も追加された。
これによりハンマーのメリットは薄れたが、ハンマーならではの男気は増したといえる。
連邦軍の士官達の多くが搭乗している。
マジメなハナシ、初心者はジムとか選ぶよりも、こっちで慣れた方が良いと思う。
『ガンキャノン』
連邦の赤い鈍星。こいつも厄介。
肩のキャノンに加え、ビームも撃てるスグレモノ。
近接戦闘はガンダムに遠く及ばないが、使えないワケでもない。
ただ、一線を張るには、それなりの操縦技術が求められる。
一機ではそう怖い存在ではないが、二人でこられると困る。
『ガンタンク』
移動砲台。撃たれ放題。
連邦で最もエンカウントが高い機体。
ＤＸでは、思いきり強化され、一躍第一線に踊り出た。
敵に回すとウザいが、味方の時は誤射がウザい。
どちらにしろ、ヤな機体。
『ジム』
良くも悪くも量産型。性能はアレ。戦果もアレ。
後方支援に徹するならガンキャノンの方が適している。
囮になるなら、コイツ。でも囮としての、コストとしてはアレなカンジ。
『陸戦用ガンダム』
ガンダムの名がついているが、別物。
ちょっと強いジムにガンダムの皮をかぶせたカンジか。
ただ、選択できる兵装が多く、趣味に走れる好感度な機体。
男だったら１８０ミリ、漢だったらミサイルポッド。
連邦のザクといったカンジか。違うか。
『ボール』
ガンダム並にメジャーなニュータイプ専用機。
宇宙限定であるが、かなりの回数出撃でき、非常に素晴らしい機体。
戦慄的なフォルム、戦慄的な機動力、戦慄的な攻撃力。
つまり、無敵な風格、無敵な威厳、無敵な存在。
サーチモードで撃ちまくり、弾切れになった時など目もあてられない。
しかし、あの逃げ回る時の快感は、ボール乗りでしか味わえないだろう。
・・・ボール乗りという単語があるかどうかは、さておいて。
とりあえず一回乗るとクセになるか、クソになる。
連邦サイド総評：やっぱガンダム＆ガンタンクってカンジー。
−ジオンサイド−
〜連邦の犬どもめ・・・あいかわらず汚い手を使う！〜
『ジオング』
宇宙専用、コストバカ高なバルバスバウ。
というか、バルバスのモデルだろうなぁ。
かと言って、バル使いが乗ったところで、どうこういう機体でもない。
大会などになると、一部の店舗ではジオング禁止となったりする。
足はないが、未完成でもないらしい。偉くなるとそれが判断つかなくなるらしい。
使ってみると、その独特の戦い方は、面白いものと感じる。
ただ格闘も射撃もやりたい人は、使えないかな、と。
『シャア専用ゲルググ』
ＤＸになって弱体化。乗り手が激減。
もはや三割増とかいうレベルではなく、ただ赤いだけ（多少、言いすぎ）。
しかし格闘能力はゲルよりは高く、ダメージソースとしては良い。
装甲が薄いとはいえ、当たらなければどうという事はない、らしいので避けましょう。
って、言うのは簡単なんだよねぇ。
だいたい当たらなければ何でも勝てるし。ロリコン大佐の言動は、時折不明。
『ゲルググ』
カビ色の機体。シャアゲルの乗り手の多数が、これに乗り換えとなった。
簡単に言えば、盾が後ろについたガンダムっぽい。
多少コストが張るので、協力モードでは相方の機体選択に注意。
『シャア専用ズゴック』
こいつもちょくちょく見る。
一度、使ってたみたが、水中での操作が上手くできず、そうそうに却下した。
水中が強そうに見えるが、地上でこそ頭のミサイルは本領発揮。
ゲルとタッグで戦っている事が非常に多い。
『ズゴック』
こいつはあんまり見ない。使った事もないので、書くこともない。
『アッガイ』
鹵獲モード発現のため、人気急上昇。
やるべきコトはただ一つ・・・
アッガイファイト！
わかる人だけがわかる、わからない人は別にわからないままで良い遊び。
『ギャン』
鹵獲だと白くなり、やたらとカッコイイ。
ただ操作には慣れが必要であり、エンカウント率も低い機体。
つっこむサマは男らしいが、それしかできんのだから仕方ない。
『ゾック』
アヒルヅラのニクいヤツ。
別名、味方殺し。
足は遅いが、ビームが広範囲に拡散するため、近づきにくい。
ゾック＊２というコンビに乱入すると、たいてい時間切れで負ける。
『ドム』
通常移動、ダッシュ、ともに早く、バランスのよい機体。
近接もそつなくこなし、あらゆる相手と平均的に渡り合える。
面白みには欠けるが、正攻法というものはえてしてそういうものである。
『グフ』
ザクとは違う機体で、コスト的にも良く、連邦サイドで使う人が増えている。
何かが突出して強いというワケでもないが、なんか強い？ そんなカンジ。
ムチがけっこう痛い。
『ザク』
最も兵装が多く、ゲーム的に楽しめる機体。
コストも安く、それなりに戦えるので、初心者にオススメ。
かつてマゼラトップ砲で果敢に戦うニュータイプを見たが、アレはカッコよかった。
『旧ザク』
ザ・漢の機体。
ジオンサイド総評：技術あるならシャアゲル、根性あるなら旧ザク。
−CPU専用機体−
〜なんなんだよ、ジャマなんだよッ！〜
『Ｇファイター』
たいした攻撃力のなく、フラフラと飛び回るだけ・・・
それだけだが、非常にウザい。
ムダなサーチをさせられ、サーチしなおす時に、ガンダムやドムの的にされる。
落とそうにも機動力だけはあるため、ままならない。
ジャマなんだよ！
『グラブロ』
ＤＸになって、やたらと射撃優秀になりやがった。
無印の頃は池の鯉のごとく鑑賞用機体だったせいか、やたら強く感じる。
序盤の作業としては、かなりしんどい。
ちょージャマなんだよッ！
『ザクレロ』
ぷりちーな顔から火を吹くピエロ。
比較的、簡単に落ちるのでどうというコトはない。
けれど、いない方がマシ。
『エルメス』
速い、安い、強いと三拍子。
ピュンピュンピュンピュンと、非常にうっとーしー。
ＭＡは速攻が基本ながらも、なかなか速攻がつらい。
ものすんごくジャマ。
『ブラウブロ』
やる気がない時と、やる気マンマンな時との差が激しい。
中央に陣取れば、比較的ラクか。
ワリとどうでも良い存在。
『ビグザム』
ぜんまい仕掛けのオモチャみたいなヤツ。
ガンダムなどで斬りかかって行くのは、構図的にスキである。
ワリとスキ。
ＣＰＵ専用機体総評：総じてジャマ。
ま、こんなカンジですか。
結局、機体がなんであれ、結局はパイロットしだい（一部、例外あり）。
なので、機体は好みで選ぶが吉でしょう。
俺は言うまでもなく、旧ザクです。
通常の格闘ゲームとは違うので、色々と楽しいゲームです。
最初は宇宙での動かし方がわかりにくいけど・・・大丈夫。
俺もテキトーにやってるし。
一人でやるなら、ジオンでガンダムが良いかと。
でっかい機体（モビル・アーマー）でないし、ドム相手にしなくてもいいし。
でも、やっぱり一番、良いのは、やってる友達と一緒にプレイかなぁ。
実際にやってる人は、色々と知ってるし。
２対２とか、ホントに楽しいよー。
・・・オチねぇなぁ。ゴメン。
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