ロストプラネット
〜仁義なき雪合戦〜






XBOX360から発売されたカプコンの新タイトル。
吐息としてはカプコン、そして新シリーズというコトもあって、深夜の二時までかけまわって同梱版を購入してみたり。
で。
まずストーリーモード、いわゆるシングルプレイから。
思えばカプコンの新タイトルはそれなりにストーリーが良いものが多い。
バイハにしろ、デビル・メイ・クライにしろ、カプコン色の物語は個人的にツボなのです。
が。
今回の物語には正直ガッカリです。突っ込みどころまんさいすぎて、ツッコミ疲れです。
一番気に入らないのは、主人公のモデルがクォン・サンウだったりするところ。
鬼武者で実在の人物をモデルにするのは不評だと気づいていなかったのですか。
元の人物がどれだけカッコよかろうと、ポリゴンで再現しようとするとムリがたたってブサイクです。
期待していただけに、ストーリーをクリアしたあと、イヤな脱力感に沈み込んだり。
そんなおり、カニからオンライン面白いみたいなノリのメールがきたので、とりあえずやってみる。
ロスプラのオンラインは基本的にPvP、つまり人と人の戦い。
吐息のオンラインは、やはりモンハンが原風景となっているので、協力プレイとか、装備の強化とかにあこがれる。
しかしロスプラにはコスチュームなどが増えたりするが、装備は落ちているものを使う。
今までそれ系でやったコトがあるのはガンツ。それにプラス要素でモビルスーツがいたりするカンジ。
ハッキリ言えば、そう期待していなかった。
事実、オンライン状態にもかかわらず、購入して三日ほどはオンに見向きもしなかった。
そんな中、吐息はオンラインという名の戦場へ。


なに、このゲーム。


まったく別物。
それぞれの戦場に、それぞれのドラマが生まれていく。
狙撃に集中するあまり、背後から近づいてきた敵にタコ殴りにされる者。
それを助けようと飛び出した味方が、どこからか飛来したロケランの弾で爆発。
そのロケランの弾道を見極めて、さらにモデルスーツが襲い掛かっていく。
そんな地獄絵図に腰がひけて、物陰で震える吐息。
しかし三人組に発見され、ジェットストリームアタックをしかけられたり。
とにかく一瞬の判断と行動が生死をわかつ、爆風と鉄片が撒き散らされる激しき雪合戦。
始めたばかりの時は、ただ殺されるだけだったが、ようやく戦場をヨチヨチ歩きできる状態になりました。
そんなヒヨっ子吐息の視点から、主な戦闘シチュエーションと、よくある状況を紹介。
と、その前に、全ての戦闘の基本からはじまり〜。

・ゲームに参加できる上限は16人。16人に満たなくてもスタート可能。
・武器は銃が二つ所持可能で切り替えて使用(VS専用の武器も使用可能。協力だが歩きながら撃てない)。
・投擲武器は一種類所持可能。いわゆる手榴弾タイプ。
・VSと呼ばれるモビルスツーやらモデルアーマーの使用には、エネルギーが必要。これらは強力な武器だが、ずっと乗っていられるわけではない。
・データポストと呼ばれるオブジェクトを起動させるとエネルギーが回復するが、起動には要ボタン連打&時間がかかる。
・エネルギーが0になっても死にはしないが、VSやエネルギーを使用する武器は使用できない。
・武器や弾薬(所持している同じ武器を拾うと弾薬補充)、VSはフィールドに落ちている。時間とともに復活する。
・倒された場合は数秒後、特定のエリア内で復活。復活後の数秒は無敵状態。
・全てのゲームは、フィールドを作ったホストが条件を設定。時間や場所、最初の武器、そして攻撃が当たる対象が全員か敵のみか。



こんなカンジ。
では、続いて各タイプの戦闘と、吐息視点のシチュ別紹介。



・サバイバル
全員が敵。動くモノを見たらとりあえず撃てフィールド。16人が入り乱れて、血みどろの戦いを繰り広げる。

初期装備がマシンガンの場合、もっともサバイバルっぽい。マシンガンの射程は投擲武器の射程でもあるので、手榴弾などもよく飛び交う。
誰かに狙われて逃げている敵を横からかっさらおうとしたら、後ろからまったく違う人に撃たれたりする。
建物の角を曲がったら鉢合わせして、お互いが円を描くようにくるくると撃ちながら回っていると、別方向から手榴弾がとんできたりもする。
とにかく、常に動きながら、目標をさがし、敵から逃げる。かなり忙しい。

なぜか、よく狙われるからイヤになる。

初期装備がロケットランチャーかつ、狭い場所でスタートするとえらいコトに。
物陰からちまちま撃とうとしてもロケランは発射時、派手なのですぐ場所ずバレる。
かと言って隠れているだけだとポイントは稼げない。
それでもポイントがマイナスになるよりはいいかと、負け犬らしく隠れていたら。

他人の争いに巻き込まれて死んだ。

逆にライフル(いわゆる狙撃銃)で、広い雪原となると静かに移動して、敵を探すサイレントバトルに。
そうそうにライフルを捨ててショットガンやマシンガンを探して持ち変えるのも手だが、目立つコトするとすぐプスっとくる。
高い所から狙い打つのがやはり有利だが、逆に高い所の敵を狙う人もいるので難しいところ。トロイ生き物から死んでいく。

吐息とか。

がんばろ。



・チームバトル
16人が、2〜4チームに分かれて戦闘。主流は2チームバトル。たまに確認せずに部屋に入り、始まったら4チームだったりする。

味方の技術が高いか低いかで勝負が決まる。
もちろん吐息はどんなゲームも天才的な腕前ですから?
でも、本気だすとチームメイトの見せ場なくなっちゃうじゃない?
・・・。

うるさい、強がりだって強さのうちだ。

で。
チームバトルはザバイバル以上に、地形把握が必要と思われる。
チキン・ザ・吐息は、敵の復活ポイントや、よく使われるルートなどを狙えるポイントに陣取りロケランを構えるカンジ。
ただ、毎回のごとく調子にのってしまうため、VSがよく襲い掛かってくる。勝てるはずがない。
しかし吐息がVSにのって襲い掛かると、なぜか破壊されてしまう。ロスプラ七不思議の一つである。・・・そう言えばさ。

吐息のやるゲーム、七不思議多いよね。

そしてこれまたフィールドや初期武器によって様相を変えるのはサバイバルと同じですが。
それよりも、攻撃対象が敵のみか、全員かによってさらに変わる。
全員が攻撃対象の場合は、当然ながら味方にも弾があたるため、混戦になるとなかなか撃ちにくい。
しかし、敵のみだと味方には当たらないので、とにかくみんな打ちまくる、そして手榴弾が飛びまくる。
味方が撃ってる方へ、とりあえず撃ちまくり、手榴弾とかも投げて粉塵舞う中、ともにつっこむ。
カッコイイぜ俺達、と世界のどこかで確かに今という瞬間を共有しているこの仲間と走る。走る。走る!

上から何か降って来て共に吹き飛ぶ。

狭い通路上の道でバッタリVSと鉢合わせになる。吐息さん、VSバルカンを装備していた為、動きがトロい状態。
しかし気合で応戦、もうすぐ破壊、ポイントもゴッソリ頂きだゼ、と思ったら。

トドメを刺したのは、もなす。

開幕、相手と味方の主力同士がぶつかるであろう地点を予測。
それを大きく迂回し、挟撃しようとたくらんで、見つからないようにハシっこを単独で走る吐息。

同じくハシっこから来る敵。

それも三人。

もなす、助けにこない。

そんなカンジなのがチームバトル。たぶん、コレが主流。



・フォックスハンティング
ホストが狐となり、その他全員で狙い撃ち。狐の勝利条件は二つ。
まず、あらかじめ設定した戦力ゲージを満たすと勝ち。戦力ゲージは狐が移動していると増加。しかし動けば見つかる。
もしくは戦力ゲージを残したまま時間終了まで生き残ること。倒されると戦力ゲージは減っていく。

えー、この狐狩り。何回かやりましたが。

一度も狐見つけたコトない。

つまんない・・・



・データポスト争奪戦
フィールドに設置されたデータポストをチームで奪い合う。
時間終了時によく多くのポストを奪取しているか、全てのポストを奪ったチームの勝利となる。
戦闘と移動がバランスよく、常に戦況が一転二転する。

攻撃対象が敵のみか、全員かでもっとも変わるゲーム。
データポスト付近は取り合いの激戦区になるため、敵のみが攻撃対象だといろんなモノが爆発しまくる。
右隣の人も左隣の人も、色々なげまくっている。吐息も色々なげまくる。当然、敵も投げてくる。

まさに雪合戦。

そんな中、なんとか爆風をかいくぐってポストに到着。起動しようとボタンを連打していると、

高高度からスナイパーが。

だが、スナイパーを誰かが処理してくれてたので再度ポストへ挑み、なんとか起動させる。

今度はモビルスーツが襲ってきた。

3秒で取り返されたり。
そして終盤。残り一分のアナウンスが流れると、劣勢のチームメンバーが一気にポストへ向かう。
対する優勢チームはそれを妨害し、ポストを死守しようと前に出てくる為、最後の激戦が始まる。
最も盛り上がる瞬間であり、

吐息はたいていこの一分で死ぬ。

それとはまた別に、開幕うまいことして高起動型VSを確保し、ペガサスのように空を駆け、敵方付近のポストにつっこむ吐息。
ポスト発見、それを守っていた敵歩兵へ銃撃をかける。がクモの子のように逃げていく。ミローヒトガゴミノヨウダー。
ガラ空きになったポストに着陸し、VSから降りてポストを奪取開始、連打、連打、連打!
ポスト奪取、さて次のポストはどこにあ・・・あれ?

VS奪われてるよ?

しかも無言で銃口こっち向けて待ってやがった。



以上がロスプラの対戦模様(吐息視点)です。
実際は、凶悪武器ホーミングレーザーに虐殺されたり、四つ足VSに踏み殺されたり色々あるんですが、キリがないので。
かなりの楽しさであり、一度はこの白銀の戦場に身を躍らせるコトをオススメしたい。





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