モンスターハンター小説 人物紹介
〜Iシリーズ〜






 イスキ(主人公)

 無愛想で朴念仁ながら、正義の味方を目指す。
 美形ではあるが、全てを帳消しにする無愛想が子供を泣かす。
 まれに見せる父性を込めた笑顔は、若い女性には高い評価を受けている。
 けれど、やっぱり『狂刃』はコワイので近づけないでいる。女性は多いらしい。
 あらゆる武器に熟練しており、多種多様な戦術を身につけている。
 夢は街の皆に愛される英雄であるが、今のところそれが現実になる気配は皆無である。
 髪は短めの白。目は黒。
 最近、出番がない。



 エルナム

 真の一目惚れ。
 真面目一辺倒で礼儀正しくも強く美しく成長したギルドナイトの卵。
 それが災いして、想いを打ち明けられなかったが、流れにより告白するも、えらい事になった。
 一目惚れを幻想の一種と信じていた、現実的なんだか夢想的なんだか微妙な乙女。
 つきあいの長いシャロンいわく、「やっぱり猫かぶってたわ、あのナイチチ」との事。
 髪は銀、目は赤。身長は普通だが、対して胸は控えめ。
 学園ではランスとガンナーの教育を受けている。
 現在は一隊を率いる隊長として、双剣を振るっている。



 シャロン

 過去の自分を死んだと言い切ったギルドナイトの卵。
 『英雄』というものの存在に強い不信感を持っていたが、イスキによりその不信感が別のものに変わった。
 結果、一夜にして恋する乙女に。
 学園でともに学んだエルナムいわく、「あれはシャロンじゃない。シャロンが壊れた・・・」との事。
 髪は背の中ほどまである金髪ポニーテール。目は青。いわゆるグラマーで、身長もエルナムより頭一つ高い。
 学園では、エルナムと同じくランスとガンを修了。
 現在は単身において暗躍している。



 ステア

 『魔眼の射手』。
 対竜戦よりも、対人戦に卓越している。と言っても、火竜くらいならば手玉。
 感情が希薄というよりも、判断基準に情緒がからまない為、色々とヘン。
 今は亡きステアとの約束を果たしたいという想いと、ギルドの使命のみで動いている。
 イスキともども出番がない。



 レイドール

 ステアの直属の上官。
 かつてメイラを『龍食らい』に仕立て上げた男。現在は大陸の一つを統べる大司令。



 サリナ

 『龍食らい』メサイアの弟子。かつて『天使の両翼』と呼ばれた一枚の羽根。
 だが、イリアを失って以来、傷心自失のため剣をとる事もできなくなっていた。
 しかしとある理由により、再び剣をとったサリナ。
 『片翼』となり空を飛べなくなった彼女は、もうあの頃と同じ笑顔を浮かべる事はない。



 アザァ

 壊れた英雄。現在は薄弱した視力の為、ハンターから遠ざかっている。



 メイラ

 グリードでアザァとともに暮らす、女ランサー。
 グリードの英雄『メイラ』と同じ名を持つ、黒髪のハンター。
 かつて大怪我を負っていたイスキを拾い上げ、介抱した命の恩人。



 ラグダフル=リスライン

 エルナムの兄上様。23歳にして、部隊長をまかせられているエリート。
 とは言え親の七光りであるというのは、ダレもが噂している事である。『七銀』とも呼ばれている。
 しかし、銀髪輝く美青年で将来有望、家は名家にして貴族。人生勝ったも同然の完璧超人。
 それらを全て無に返すほどの重度のシスターコンプレックス。
 その実、レイドールとともに、とある大作戦を担う中心人物。
 部隊 『狂陣』をもってして、挑むは、世界を創るという夢物語。
 任務地で殉職。その遺体は現在もまだ発見されていない。



 メルミーユ

 銀の副部隊長であったが、ラグダフルにより銀は壊滅。
 その後、裏の世界を知り、ラグダフルを知り、『狂陣』の表で踊る存在となる。
 任務とは別にラグダフルに口説かれているが、どうにも信用できない。
 またファイアスとの関係も気になっているが、怖くて深くは聞けないとかなんとか。



 ファイアス

 かつて蒼の部隊長をつとめ、死んだとされていた人物。
 しかし彼女もまた『狂陣』の一人として、闇夜に踊る。
 メルミーユとは学園時代の同期。
 ラグダフルは尊敬に値する人物だとは思っているが、妹の話のたびにウンザリしている。
 今度メルミーユに手を出したら拡散弾でも見舞うかと画策中。





脇役
〜悲しい人たち〜






 ロイード

 表向きの『魔眼の射手』。反乱分子などを始末する為、名前としての役割の『魔眼の射手』。
 実際は、本当に存在する『魔眼の射手』の身代わりでもある。なんか、ややこしい設定。
 ギルドは裏切ったが、それはまたギルドのやり方に異を唱えた為。
 彼は彼なりに民を守ろうとした。すごく強い人。でもそれ以上に強い人に倒されてしまった。



 ステア

 将来有望だったギルドの卵。
 彼女の父はギルドにおいて要職を担う者であったが、あえて独力でがんばってた。
 それゆえにロイードの計画のために利用され、結果、死んでしまった薄幸少女。
 ここのモンハン小説において名前に関するネタは多いが、最もややこしい女の子。



 ホルノ

 エルナム専属の従事。年上美人。双子で妹。
 リスラインと同じくギルド貴族と言われるシーザニティ家からやってきた優秀な従事。
 料理の腕は筆舌に尽くしがたく、あふれる愛情をもってしても補えるレベルではない。
 唯一、リスラインの実情を察しているが、従事として余計な事は口にしていない為、秘密は守られている。
 現在は、リスライの養女として暮らしている。



 バジ=リスライン

 エルナムのパパ上様。かつてはブイブイいわせていたが、今では現役を退いている。
 しかしその発言力は強力で、今でも色々と現場に口を出している。
 まだ娘離れができていない。
 現役の時には『銀獅子』と呼ばれたほどの猛者である。
 屋敷にして自殺。



 クロイツ

 バジの専属従事にして、リスライン家の筆頭執事。
 にこやかな初老の男であり、茶を好む趣味人。
 かつてはバジとともに前線をかけめぐっていた。
 当時のギルドナイト暗部としての呼称は『死神』。
 バジと同じく屋敷にて自殺。



 ロッド

 リスライン家の副執事長にして、クロイツの息子。遅くにできた子の為、若く25歳。
 いつも冷静沈着な態度であるが、菓子の事になると地がでる。
 趣味の違う父クロイツとの口論、果ては殴りあいは日常茶飯事である。
 不器用ながらも美しい双子に愛された悲しい男だが、アザァの親戚などではない。
 父であるクロイツが死亡した後、以後、執事長として屋敷を統括している。



 シャルナム=リスライン

 20歳のお姉様。『白銀姫』の異名をいだくギルドナイト。
 その技量は極まっており、リスラインの技を受け継ぐ、真実の後継者。
 唯一、まっとうに妹エルナムを愛する優しくも厳しい姉。
 現在は、弟子を連れて放浪中。



 ルノー

 ホルノの双子の姉。妹と同じく無表情であり、あまり仲が良くない。
 その発端であるロッドが逃げ回っている為、現在はどちらかが死に至るのではないかと思われるほど。
 裁縫が趣味であるが、あまり上手ではない。実害がないだけルノーのほうがまだ救いがある。
 シャルナムの義妹として、そして弟子としてともに旅路の最中。



 ファナラド

 夢見るギルドナイトの卵。15歳。純粋で純朴。
 しかし・・・その夢はかなわず。
 隣にいたいと願った友によって討たれた事を知らずに逝けたのは幸福なのか不幸なのか。



 ジェンド

 かつてメサイアを追っかけていた恋の狩人。
 現在はギルドナイトとして『龍食らい』メサイアの補佐にして弟子。
 どういった経過があったかは今は不明だが、再会した時のメサイアの心は傷ついていた。
 サリナは言葉をつむぐ事なく、泣きつかれた子供のようだった。
 以後、ジェンドは命をかけて、メサイアを支える決意をする。



 スヴェツィア

 メイラの弟子。恋と食事に人生の大半を捧げる、まだまだ未熟な片手剣使い。
 ”メイメイ”との悲劇の別れの後、”メイリン”と出会った彼女は、現在強化素材を収集中。
 もちろん、メイリンの名前は伏せいている。
 そして、もう一つの顔が舞台裏で控える役者達を監視するギルドナイトである。
 現在は夜の蝶のごとくだが、性格は相変わらず。



 グーラー

 ギルドナイト暗部。ステアの代理として、イスキの監視役を引き継ぐ。
 だが、その任務中『黒き灼熱』の名を耳にする事となる。
 かつて『蒼』という部隊で表舞台に立っていたギルドナイトだが、その部隊の全滅とともに裏へ落ちた男。
 為そうとした事は大きく、それゆえに巨大な渦に飲み込まれ、夢半ばに散る。



 アリエステル=シーザニティ

 シーザニティ家の現当主にして、ブレイブに常駐する『金』の隊長。
 かつて共に、『あの夜』を戦い抜いた二人の親友、今では姉妹の二人ともに過ごしている。



 リン

 アリエステル付きのギルドナイトであり、シーザニティ家においては全てを統率する女性。
 全てを知って、なお、アリエステルの妹であり続ける事に何の躊躇もない。



 ミラ

 ノドを焼かれたものの、その笑顔は焦げ付くことはなかった。



 ロイエスタル=シーザニティ

 ギルドにおいての英雄であったが、現在は当主をアリエスタルに譲り隠居した老人。
 老いた心は、しかし枯れておらず。
 これまで生きた意思、意味、意義の全てを捨て、禁忌の戦いを求めて業深き笑みを浮かべる。



 ガルナーク

 技の才はなくても、生き残る才に長け、『赤』の隊長まで駆け上った男。
 しかし『才』だけでは、到底立ち向かえない『天才』を前にして散る。



 





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