人物紹介&作者が忘れがちな設定
〜ウソとデタラメと未完成の追記型〜






 薙峰 梓 (ナギミネ アズサ)
 無口でありたいワケではないが、生来のコンプレックスのようなものであり、どうしようもない。
 腕は立ち、義侠心もある。それだけ見れば頼もしい男なのだが、どうしようもなく運と間が悪い。
 現在の称号は『緋桜の殺人鬼』。先輩である二年生、春日桜に一目ぼれ。
 得意技は正拳突き。人外魔境の戦いに巻き込まれる。



 春日 桜 (カスガ サクラ)
 二年生。生徒会書記の一人。薙峰梓の所属するクラスの担任である桂の幼馴染であり親友。
 入学式にとある事件をおこし、そこを薙峰に助けられる。
 その後、薙峰になにかとちょっかいを出し、身近にいた為『薙峰の生贄』と呼ばれているが、本人はそれをどこか楽しそうにしていたりする。
 鈍すぎる無口男と、恥ずかしがりー女の、ちょっとイライラする関係を構築中。



 桂 小百合 (カツラ サユリ)
 1−Cの担任。入学式におこった事件の中心人物というか、被害者。
 教師でありながら、生徒とラブだったりする、見た目からはなかなか想像できないアグレッシブな性格のもよう。
 穏やかなる海。



 葛 竜胆 (カズラ リンドウ) = 異薔薇の国の魔法少女・ローズマスター”リン”
 初真学園一年生、ただし登校拒否中。
 病弱であり、その外見が清楚とあって、深窓の令嬢のごとし。けれど中身は、武道家のような無骨な性格。
 そしてその正体は、謎と不思議と違和感満載、魔法少女ローズマスターリン。
 三つの友達、バルちゃん、ウィンちゃん、エバちゃんと共に戦っている。
 ただし現在、バルカロールは梓が所持している。
 
 *三つの友達についての補足。
 バルカロール
 アーム形態はドレス。赤と黒のゴシックロリータ調。
 黒を基調とし、フリル等の装飾は赤。メイン能力は防御。サポート能力は回復・治癒。『滅華』の黒薔薇。

 ウィンチェスターカセドラル
 アーム形態は雷光を帯びる銀色のロッド。アクティブモードは三つ目の巨大な銀狼。
 サポート能力として探知をもつ。『鋭銀』の白薔薇。

 エバーゴールド
 アーム形態は四枚の羽根。アクティブモードは、四枚の翼を持つ金色の鷹。
 サポート能力は擬態・変身。移動をメイン能力とした『飛陽』の黄薔薇。



 更葉 抱月 (サラバ ホウゲツ)
 女子剣道部主将。恋人あり。デンジャラスぼよよん。
 ちなみに色々あって男子剣道部は存在しない。
 なので剣道場は女子のみが占有している状態。そんな女子剣道部は全国大会の常連だったりもする。



 更葉 臘月 (サラバ ロウゲツ)
 初真学園三年生。抱月の双子の姉。竜胆に寄り添う一輪の椿。



 高野 涼 (鷹乃 掠 ・ タカノ リョウ)
 生来より特殊な肉体をもって生まれ、さらにそれを練磨した男。
 その血族は、普通の人々には知られざる世界で名を馳せる。
 ただし、鷹乃の一族全てが同じような成長を遂げるわけではなく、その性格もまた様々。
 さりとて同じ面で見出されるものはある。それは残虐、極悪、冷酷、冷静、無情・・・といったもの。
 だが掠にはそういったものはなかった。目覚めるまで。掠は獲物を前にして覚醒した時のみ、そういった面を表に出すのだった。



 谷地 咲夜 (ヤチ サクヤ)
 不思議少女、その2。掠の許婚。
 姿なき姉と、人でない妹とともに、愛しい男の姿を求めてさすらう。



 真王寺 要 (シンノウジ カナメ)
 薙峰梓の祖母に引き取られた養女にして、真王寺家の跡取り娘。
 男らしさと慎み深さという相反した特性を同時に体現した二十歳の美女。
 弟の世話をしてやるべく、都会の街、夢見台市へ向かう。



 加藤君と鈴木さん (カトウクン&ススギサン)

 殺人鬼と席が近いため、日々、恐怖にとらわれている二人組。
 そのわりには、よく喋る。そして、タイミングよく殺人鬼の蛮行を目撃している。
 1−Cが誇る情報局であり、その情報の真偽はさだかどころか捏造のおそれもある。
 最近、いいカンジの仲になってたりする。



 生徒会長と副会長

 でこぼこコンビ。
 入学式に病欠し、祝辞は書記(桜ではない)の一人が読んだ。
 欠席の理由は本人から明かされてないが、ともに休んだ副会長が「マイクのある壇から頭が出ないからよー」と吹聴している。
 だが聞く者の全ては、品行方正かつ成績優秀な会長が唯一、気にしている点を皮肉っただけだと思っている。
 本当は一人暮らしである会長を、副会長が休んで看病するほど重い病気だったのだろうと噂されている。
 真実はいつだって闇の中である。
 ようやく出てきた副会長の名前は相馬歌恋(ソウマカレン)。
 会長閣下の名前は、イタチちゃん、もしくはマーちゃん。本当の名前はいまだ出てこず。



 相馬藍湖 (ソウマ アイコ)

 変態宇宙人と邂逅したあげく、変人と超人の巣である生徒会に入り込んでしまった、哀れで無力な子羊。
 ゆえに常識的な行動や思考を期待できるものの。
 悲しいまでに、ここではそれがマイノリティーであり、やはりただ不幸の渦に飲み込まれる薄幸少女。



 鬼河原有栖 (オニガワラ アリス)

 一見して大人しく地味な女生徒であるが、その実、自己犠牲すらいとわない、強い心の持ち主。
 であるものの、その素晴らしい心から出た行動は、なぜか場を悪化させるという才能の持ち主。
 藍湖が薄幸であるなら、こちらは間違いなく不幸な少女。
 しかし、最近、高野という後輩の男の子と少しだけドキドキする関係を展開中。



 山本川 大海 (ヤマモトガワ タイカイ)

 夢見台市を縄張りにしている窃盗犯。ちなみに山本川三兄弟の末っ子。
 長男はその筋では、国際的にも有名な大泥棒。
 次男は武術家で、修行の旅に出ており、現在行方不明。 
 大海はその二人の兄に憧れたものの、どちらも中途半端な腕前。



 山本川 大地 (ヤマモトガワ ダイチ)

 現在、逃亡中の強盗犯人の一人であるが、普通にほっつき歩いている。
 パワー志向というわけでもないが、腕力は相当な者。薙峰梓に興味を持ち、街にとどまる事に。


 山本川 大空 (ヤマモトガワ オオゾラ)

 逃亡中の強盗犯人の主犯であるが、やはりウロウロしている。
 今回の事件は、ある人物に依頼されて行ったものであり、本人の趣味ではない。
 最近、動きをひそめているパンツ泥棒に興味を持ち、探し始めている。





 轟 剛毅 (トドロキ ゴウキ)

 女装趣味の侍。四十四代目にあたる轟の後継者。
 その強さはすでに当代である父に認められるほどであるが、剣術そのもののレベルは轟としてはやや未熟。
 しかし、轟の歴代随一と言える”伺い”の才能と、その際に使用する刀によっては、父をしのぐ。



 久留間 茜 (クルマ アカネ)

 轟家に分家である久留間家の一人。忍者。
 ついに御下命わが身にと、勇んできてみれば主は変態だったという薄幸な少女。
 服をひんむかれた時も、主には逆らえないし、あと結構カッコいいし・・・などと実は少しだけドキドキしたものの結果は無残。
 忍者と言ってもそれなりに現代人であり、それでも古くあろうと無理しているあたり、ちらほらと無理している部分が露呈する。
 


 轟 業火 (トドロキ ゴウカ)

 剛毅の父で四十三代目。無口な侍として各国で用心棒の仕事をしつつ、ある目的の為に旅を続けている。
 息子の剛毅は轟の技術の中で”伺い”に特化しているのに対し、業火は正当たる後継者らしく、全ての技術を会得している。
 ”威合い(イアイ)”は視線のあった者に対しての瞬間催眠のようなものであり、わずかながらの時間だが相手の動きを鈍くさせる。
 未熟な者の威合いであれば対象は一人だが、慣熟した者であれば複数の相手に対しさらに強力な効果をもたらす事が可能。
 究極的には催眠術の一種であるが、過去”威合い”に特化した轟の当主は視線を合わせた相手の命すら絶ったという。
 ”水切り(ミキリ)”は、水の雫を刃につける事なく湖面に浮いた笹の葉を斬る技術。
 刀が人を斬る際、数人が限界と言われるのは刃が傷むからではなく、実際は刃につく血脂である。
 水切りはそれを防ぐための技術であり、轟としては基本術。
 最終的には夜の湖面に映る月を波紋すら立たせず、むろん水滴をつける事もなく斬るというものだが、体得者は少なく業火を含めても五人しかいない。
 様々な技法を伝える轟の技術であるが、”伺い”という最上技法に比べれば、全てが児戯となる。



 謎の多そうな人達

 名無しさん (ナナシサンorキューティーハート(仮名))

 梓の窮地に颯爽と現れた魔法美女であり、梓のファーストキスを奪って去っていった。
 その能力がどういったものであるかは詳細は謎に満ちている。
 中身の女性に関してはある人物と酷似しているが、それもまた謎である。



 黒甲冑の誘導者

 黒い甲冑バージョンのバルカロールを纏った、ある女性に酷似した謎の女性。
 傍観者から誘導者となって、ようやく登場した一つの物語のキーマン。
 能力の使用には状況的に制限だらけであるものの、現状で最強の存在。



 *吐息の為の忘れそうな設定のメモ書き

 ・舞台の名は『緋桜学園』。夢見台市にある、高等学園。
 ・制服につけられた襟章の色は、一年・白、二年・黄色、三年・赤。
 ・梓の家はかつて両親が住んでいた家屋。ただし梓が生まれてすぐ真王寺の家に移った為、住んでいた事はない。
 ・薙峰は父の姓、真王寺が母の姓。
 ・初真学園の生徒の男女比は1:9。


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