木曜日の夜、もなすから電話。
どーせ、いつものごとく、サードやりに行こうぜー、というノリかと思いきや、ヘンな事を言い出す。

「今週の土曜から東京いくから、ついてくるアル」

要約するとそんなカンジ。週末からはいわゆるゴールデンウィークなので、というノリだろうが。
いくらなんでも急すぎる展開に、吐息も

「ん、わかったー」

と、返答。
そして土曜日。夜10時に地元を出発。



ゴールデンウィーク初日というコトで上りはガラガラ。
そして名古屋駅に到着。



さらに8時間後の朝、6時。



ついたー。





帝都突撃
〜新宿? 原宿? 渋谷? そんなダサい場所、カンケーないね〜






ついたー、とは言え。

夜行バスがあんなにシンドイとは。

若くないという実感と現実が、容赦なく体を蝕み、我々二人の心身はすでに限界であった。
そんな疲労をおして、まず東京駅から秋葉原へと向かう。徒歩で。
電車でという案もあったが、見物がてら、プラプラと。
途中、有名な橋を通ったので記念に。

 

しかし、香ばしい匂いです。
さらに歩き。
そして秋葉原駅へ到着。
クタクタのはずの我々。しかし、駅構内にて一気にテンションが上がる。

「む。駅からしてこんなんか」
「さすが東京、やってくれる」

駅の中に、フツーに萌え絵のポスターがバシバシ張られている。
街灯の釣り広告も女の子だらけ、武器屋の看板なんて固定で張ってある。
そんな駅を抜けて、下見がてらまだシャッターの閉まっている電気街を探索。
予想以上にゴイス。
確かに電気街、オタク街とはわかっていたが。


ここまでのモノか。


それ以外の店がまるで罪であるかのような雰囲気すらあり。
思い出したように、コーヒー屋や食事できる店があるものの。


中心にくるとそれすらない。


さすがだ。もうナニがどうかわからないが流石だ。
立ち並ぶビルの全てが、そのフロアの全てが、オーラを漂わせている街。
まだ一店とシャッターの開いていない、この状態ですら、その脅威は感じられる。
それはもはや結界。
求道者(オタクちゃん)のみを受け入れ、異物(一般人)を拒絶する、そんなフィールド。
などと。
アホなコトを考えつつ、ぷらぷらするも、まだ7時ちょい。
あと3時間もこうしているワケにもいかない。
寝不足かつ疲労もたまっているので、マンガ喫茶で休むコトに。
噂では都会のマンガ喫茶は仮眠もとれるらしいので。
店の外ガラスにも、リクライニングするイスで、全室個室ーとまで書いてある。
さっそく入ってみる。
三時間の利用。料金は先払いでちょっとカルチャーショック。
確かに個室、確かにリクライニング。


でも、これはマンガ喫茶か?


店内の照明は落とされており、完全に寝るための場所でした。
物音一つなし。そんな中、とりあえずPCをつけて、報告
気を使って、カタカタとやりつつも。


隣がうるさい。


ヘッドホンもささずにゲームやってるらしい。
と。


「うるせぇぇえ!!」


ダレかの怒号。おお、東京はコワイ所だよ。
そんなこんなで、三時間が経過。
もなすとともに店を出ると、そこには燦然と輝く朝日に照らされた街の姿が。



人、多ッ。


ちなみに上の写真は昼頃からオープンになった歩行者天国の道路。
人が少ないところで撮影したものの、歩道なんてまっすぐ多けません、ホントに。
一人一人が歴戦の戦士のようであり、田舎者の吐息としては多少、腰がひけるものの。


吐息だって戦士です。


今回、最大の目的は、サードの対戦です。
が、朝から対戦は疲れるし、それは後でという流れ。
ではナニをするかというと。
・・・ところで。
最近は人形関係で更新していないので、もう飽きた? と思われている方もいるかもですが。
フィギュアを一つ買って喜ぶのはもう卒業しました。


日用雑貨と同じノリで買ってます。


写真にとってないのが5.6個たまってます。むろん、全てタイプムーン関係。
予約していたちょっと稼動するセイバーもちゃんと身受けして、飾ってありますー。
小さいお人形がよくコケるので、ケースも買ってきましたー。色々とやばくなってきたぞー。
そんなワケで。
フィギュア・ホビーの看板を抱えている店へ突撃。
一店目から、希少種にブチあたる。
波乗りライダー。
1/8スケールの水着ライダーだが、雑誌の通販のみの販売。
実物を目にかける機会などないと思っていただけに、悩む吐息。
価格は8000円。悪くない、悪くないんだが・・・うむむむ。
出来もむしろいいカンジ。いいカンジなのだが。
ライダーだしなぁ。同じ水着ならちょっと前に出た1/6の方でもいいかと思いつつ、保留扱い。
さらに店をまたいでいき、次々と予想外の邂逅を繰り返す。
ハンバーガー版黒セイバーや、高クオリティな着色済みガレキ。
そして中でも。


カレイド・ルビー。


やはり居たか。ひときわデカい箱におさめられた魔法少女。
欲しい。ものすごく欲しい。しかし。高い。ものすごく高い。


二万はさすがに。


ただそれ以前に、こんなデカい箱はバックに入りませんし。
ちなみに持ち込んだ、バックパックはコレ。



なんですが、いつの間にか。



デカくなっていたり。


いや、はいんないし、色々と。
あと、ちょっとわかりにくいですが、最初のバックがかけてあるのは、これまた現地で購入した、その名も、


女体ハンガー。


とりあえずバイパーのシャツを着せてみた。


なかなかいいカンジ。妹にとられないように死守しなければいけません。
カバンを強化したので、さっそく買い始める吐息。
さすがにルビーは買えませんが、気になる希少種をまた発見。

 

某会場で限定販売されていたモノと記憶してますが。
その頃の吐息さんは「人形? 女の子のママゴトかい?」という愚者だったので、鼻にもかけず。
なので、買ってしまったのも仕方ないことかと。
未開封とコメント書きしてあるシールをビリビリと破って開封。転売やら保存の意思、いまだなし。
飾ってこその本懐。
で。

 

カッコイイ。
これで6000円くらい。定価+2000円くらいですが、かなり満足。
あと、こんなのも。



以前のさっちんのモノと同じシリーズのシエル(ロア)。いい出来でした。確か800円くらい。
秋葉もあって、それも渋かったのですが、1600円とお高かったのでスルー。
今思えば買うべきだった。いらんトコでケチったあげく。

 (撮影にあたっては、許可を頂いています)

こんな人たちが路上演奏していたので、そのCDを買ってしまう吐息。


二枚も(4000円)。


気分が高揚すると冷静でなくなる吐息さん、衝撃の購入癖はなんとかせんとね。
でも演奏は、それくらいカッコよかったです。
で、正気に戻って、次に買ったのはコレ。

  

以前から発売されていたものの、サイズと出来が気に入らないので完全にスルーしていたのですが。


1個110円でした。


ジュースよりも安いというか、叩き売りにもほどがある。



ここらでちょっとメインの目的を果たすかという流れで、ゲーセンへ。
うろついて見つめたゲーセンは、ギーゴという所とタイトー。
いやぁ、それにしてもスゴイ人だ。
ゲーセンといえば、落ち着ける場所なんですが。


人が多すぎて、動きもとれん。


それでもなんとかデカいバックを抱えつつ、突入する吐息なのですが。


サードがない。


どっちの店にもない。


なんてこった。
変わりにバーチャの数がすごいです。なんですか、1フロア全てバーチャって。
地元じゃダレもやってませんが、さすが東京。闘狂というべきですか。
あと、名古屋ではまだ見かけないバトルファンタジアも稼動していました。
ブロッキングがあるという事で、少し見ていましたが、やはりアレかなぁと。
3Dのキャラを2Dで動かしているのですが、それもちと違和感みたいなモノが。
まぁ実際にやってみなければ、ナニもわからないので、地元で入荷待ちです。
で、ですね。


バーチャロンがあったんですよ。


もちろんオラタンがね。4が並んでいる、その後ろにちょこんと。
一人やっていた人がいたので、吐息乱入。相手はテムジン。ライデンで沈める。
その後、もなすとチマチマやっていると。


対戦者が集まってくる。


まさかオラタンの対戦で順番待ちになるとは思いもしませんでした。
やはりオラタンファンはいる所にはいるものだと。
ちなみに、鬼のように強いテムジンがその場の全てのパイロットをなぎ倒す結果に。
全盛期でも勝てたかどうか・・・。やはり闘狂都、か。

ゲーセンを出て、再び吐息はモノを求めてさすらしいます。
コスプレやメイドがフツーに歩いてたり、撮影をしていたり。
ただ反則だと思ったのは、


本物金髪さんのコスプレチラシ配り。


隣でハルヒコスプレの人もチラシを配っていたのですが。


もなすが受け取ったのは金髪ガールのみ。


普段、そういうの一切受け取らないもなすも、さすがにその本物のプレッシャーにはスキをつかれたカンジ。

もなす「ハルヒがどうでもよく思えた」

と、漏らし、己の未熟を悔いていた。かどうかはともかく、アレは反則でした。
で、そんな秋葉原といえば。
そう、あそこです。


武器屋。


一度は言ってみたかったお店。
小さなビルの狭い階段をのぼっていく我々。



ちなみに二階にはアゾン製品を扱っているドールのお店がありました。
さすがにドールはまだ手を出していない領域なのでスルー。
ちょうど出てきた人とすれ違いましたが、やはりどこか威厳のあるオーラがありますな。
まだまだ未熟な、吐息には遠いゾーン。
4階まであがり店内に入ると、おお、武器の数々が並んでいます。
もちろん、欲しいモノは言うまでもなくアレなのですが。


置いてない。


せめて見本くらいは、と思っていたのですがそれすらも。
ちなみに女主人は、ずっと客とマニアックな話をしていました。
結論としては、うーん、微妙な店だと。
気を取り直して、次はグラフィックボード。


モンハンチケットのついたアレだ。


さんざんグルグルと回って、購入。



なんで二つあるかは聞くな。


いや、まぁ頼まれものなだけですが。
ただ、つけようと思ったら問題発生。


サブマシンに、このサイズはつかない。


本体からはみだします。むむ。
結局、ボードを頼んでいたヤツが、じゃあ二枚引き取ろうといってくれたので、事なきをえるのですが。


チケットが!


ブロガーコンテストにかけるしかなくなりました。
もしくはまだ発表されていない、残り二つの参加条件、か。
そして7時をまわり、そろそろ店も閉まりだした頃、とある看板を発見。


『武器商店』


お?
そういえば二軒あるというのは知っていたが、名前までもそっくり。
あがって見ると、


ありました、竹箒。


嗚呼、カッコイイ。ものすごくイカしてる。


こっちが本家だったのか。ちなみに『武器商店』ホームページはこちら。
MGが欲しいなぁー、なんて思っていたのですが。
肝心の在庫を聞いて見ると・・・うう、やはり全てが完売状態。
ちなみにお値段は、
仕込竹箒(ノーマルとスタッフの方が呼んでいました) 9,200円。
HG仕込竹箒が14,600円。
MG仕込竹箒が19,770円。
次の入荷はいつでしょうとたずねると。


「中の人の気合しだいなんで、なんとも」


と、


中の人自身が笑っておっしゃっておりました。


さっきの女主人とは違い、テンション高い接客に笑い死んでいる我々。
ただ、閉店時間ギリギリの入店なので、じっくり見ることができなかったのが残念でした。
あと、最低1万近くする竹箒をトランペットを欲しがる少年のように眺めている吐息を見るもなすの、あきれた顔が印象的でした。

そうして夜。
店もあらかた閉まってしまいました。
集合場所である東京駅へと再び、徒歩で向かう我々。
道々、やたらとカッコイイ風景があったので、撮影。

 

歌月十夜のようなイメージ。
ちなみにやたら光ってる光源は月。ケータイカメラならではのボケがいいカンジ。
その後、コーヒーショップでバスの時間までグタグタしつつ、バスへ乗り込む今にもぶっ倒れそうな二人。
考えてみれば、


0泊3日


なんですよね。アタマ悪すぎる。
まぁ、それでも充実の三日間でした。
ゲーマーズ本店やメロンブックスなど、名前しか知らなかった場所も肌で感じるコトができましたし。
まぁ、同人誌ショップに入ろうとすると、もなすが必ずムリ、と行って外で待ってました。
でも、確かにアレはキツイ。そっち方面の覚悟がない人間にとってはカオスどころではなく、


地獄。


本当の一般人が入ろうものなら、悶死しても不思議ではない空間。
ちなみに吐息が探していた同人誌はユーズドの『少年フェイト』でしたが、さすがに見つかりませんでした。
中古同人誌ショップも一つはみつけたのですが、成年向けのみ。当然、なし。
それもまたよし。次に来た時にはまた。


また来る気まんまんだ。


ま、そんなワケで今回のレポートは終了です。
まだ足が痛いです。正直、立ってるのもツライほど。


明日、仕事できるのか。


二日仕事すれば、第二次GWへ突入。
どっちか一話書ければ書きたいなぁーと。





p.s.へ


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